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V65 再生記 <12>

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忘れた頃にやって来る「V65再生記」ですが、いよいよ最終回になります。
  
塗装ができあがったタンクにエンブレムを装着。んむむ、何度やっても緊張するところです。そして残った整備箇所や組みつけが終わり、いよいよ登録です。


 
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今回は「中古新規登録」に加えて、エンジンを載せ換えているので改造の申請「構造変更」も同時にやります。厄介なのはこの申請で、ハンドルバーやカウルを換えて幅や高さが変わるくらいならよいのですが、エンジン載せ換えとなると、申請書類に証明書類も添えて事前審査(書類審査)に出さねばなりません。
 
書類に問題が無ければ、つまり検査官が納得するに足る書類が揃っていれば晴れて実車を持ち込んでの検査と相成るわけです。何も悪いことはしていないのに、待っている間ドキドキするのはなぜでしょう?(笑)


 
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そして無事に登録できました。1986年製V65スクランブラー!(嘘)
 
いままで掲載の画像で気づいた方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、スクランブラーを作っていました。それも今風ではなくて昔風の。もし「1986年に出たV65のスクランブラーですよ〜」と言ったら知ったかぶりな方が「ああ、そういえばこんなんあったよな」と知ったかぶってしまうような仕上がりを目指しました(笑)
 
だからとっても普通です。ビジネスバイクのような実用性も欲しかったのでしっかりしたキャリアを作ってもらいましたが、キャリアの上にタンデムシートが装着できるようになってますので、一応2人乗りです。前に書いたスタンドの強化もオフロードや山中の野営を想定してのことです。リアホイールを17インチ化しましたが、オフロード向きで今後の供給継続も期待できるタイヤに合わせてのことです。そして塗装色は、そういえば昔あったような?そしてちょっとだけお洒落で、ちょっとは目立って、そして至って普通な・・・・・というところを狙ってみましたがいかがですか?
 
2011年に1400カリフォルニアとV7スクランブラーのプロトタイプが発表されたのがそもそものきっかけで、これ出たら欲しいな!と思ったものの待てど暮らせどスクランブラーが出てこないので自分で作る決心をしたのでしたが、のんびりゆったりな製作途中でまさかのセミアップサイレンサーKITの発売やV7競好肇襯優奪蹐糧売という「仕打ち」まで食らうとは思いませんでした(笑)でも結果的に、ますますブラックボックス化が進む現行車よりV65のほうが私には合っているかもしれません。
 
さて、自分でもビックリするような金額を費やして至って普通なモトを作ってしまったのですが、経費の多くは中身に使ったことなので良しとしましょう。完全に自分の趣味のためにネジ穴の隅々まで自ずから確認できたというのは楽しい経験でした。


 
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そしてそして、実を言いますとこのV65スクランブラーはイタリアに向けて旅立っています。モトグッチ95周年のイベントに参加するためです。だからこのブログは現実の3ヶ月あとを追いかけていたわけです。
 
15年前にカリフォルニアで80周年モトグッチデイに参加しましたが、それ以来のことになります。まず以前と異なるのは、イタリアに関してはカルネ作成が不要になったようで若干経費は減りましたが、それがためにもしかしたらカルネのころより手続きが増えたんじゃないかと思います。自動車カルネは日本ではJAFが作成します。なのでJAFがさまざまな信用を保証してくれていたのでしょう。今回は「イタリア共和国での身分識別番号を一時的に取得」などという「そんなややこしい手続き必要ですか?」と言いたくなるような申請やら宣誓書やらなんやらたくさん提出しました。とどめにイタリアの税関に5000ユーロ(!!!)の預託金まで収めるはめになりました。私が関税を払わないままイタリアでV65を売り飛ばさないようにです(預託金、返ってきますように・・・笑)
 
もうひとつ15年前と異なるのは、元々乗っていたカリフォルニアではなくて、発送直前ギリギリに車体完成と登録が終わったV65であることでした。箱詰め10日前くらいに外注の塗装・熔接が終了。モトグッチオーナーズクラブの1泊ツーリングをはさんで3晩くらいで残り整備と組み立てを終了。ナンバープレートをもらって店のまわりを10分くらい走っただけでガソリン抜いてバッテリ端子はずして箱詰め業者のもとへ搬送・・・・・・という慌しいものでした。本当の試運転はレッコ湖畔で、ということになってしまいました(笑)
 
ちなみに乗ってすぐわかったのは軽すぎるハンドリングでした。再生記10で書いたようにステアリングヘッド下端からアクスルシャフトセンターまでの長さを545mmと、V65の標準にしておいたのですが、切れ込むというほどではないものの旋回中にフロントだけフワフワとステアしてしまうような落ち着きの無さが気になりまして、15mm長くしたところ収まってくれました。タイヤサイズも変わりましたし、あの小さな車体に大柄な私がシート後ろのほうにドッカリ座るので、そんなところかな?と思います。ともあれすんなりまとまって良かったです。
 
というところで、V65再生記はひとまず終了とさせていただきます。続いてイタリアツーリング記が書ければと思いますが果たしてどうなりますか?
ありがとうございました!


 
mas

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