Home > TEATRO LA GUZZI <3>

TEATRO LA GUZZI <3>

映画で出会えるモトグッチ 3(連載10回予定)
 
当劇場ではモトグッチが登場しているイタリア映画をご紹介しています。一部イタリアを舞台にした外国映画なども含まれています。画面をサッと横切るモトグッチを探して、イタリア映画を観てみませんか?
 
ざっとですが、以下のように分類してご紹介していこうと思います
 
---------------------------------------------
 
グルッポ アー (Gruppo A)主人公とからんでいるか、登場時間が多い
 
グルッポ ビ (Gruppo B)短いがそれなりにしっかりと写っている
 
グルッポ チ (Gruppo C)ほんの一瞬だけ
 
アルトリ(Altri)その他番外
 
あくまでモトグッチを中心にご紹介していきますので、イタリア映画論みたいな内容には期待しないでくださいませ!!なお、たぶんに個人的感想に基づくものであること、また若干のネタバレが含まれることをご理解くださいませ!! 

massi
 
Dscf0243.jpg
---------------------------------------------

★グルッポアーから、イタリア映画でもなくイタリアが舞台でもないが軍用アルチェがしっかり映っているので

「コレリ大尉のマンドリン」 (Captain Corelli's Mandolin) 2001
   ASIN: B000063TJE
   EAN: 4959241930965
 
監督 ジョン・マッデン
出演 ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルス

第二次大戦下の1940年、ギリシアのケファロニア島を独・伊軍が占領した。音楽を愛するアントニオ・コレッリ大尉(ニコラス・ケイジ)は島の娘ペラギア(ペネロペ・クルス)との恋に落ちるが、イタリアは連合国側に降伏してしまう。
 
島に不穏な空気が流れ、コレッリがペラギアの元へモトグッチで向かう。乗っているのはアルチェと見て間違いない。1939年からの生産なので、すぐに配備された車輌、という設定になるのであろうか。シングルサイレンサーの車体だが、バリエーションは特定しきれない。因みにニコラス・ケイジは作中、ニュートラルを出せずエンストさせてしまった。ダサイ。
 
 
 
 
★グルッポビーからも、アルチェ

「夜ごとの夢/イタリア幻想譚」 (La domenica specialmente) 1991伊
  ASIN: B00005FU35
 
監督 G・トルナトーレ、G・ベルトルッチ、M・T・ジョルダーナ
出演 ジャン・ユーグ・アングラード、フィリップ・ノワレ、ブルーノ・ガンツ

3監督によるオムニバス。「青い犬」「特別な日曜日」「炎の雪」からなる。

3作品の前後に挿入されたエピソード「小鳥と男」で、戦没者墓地にやって来る男(ジャン・ユーグ・アングラード)が乗っているのは、エキパイの向きなどからアルチェの2人乗りバージョンであろう。無骨なタンデム用ステップも見える。
 
 
 
 
★グルッポチからも、スーペルアルチェ

「フィオリーレ 花月の伝説」 (Fiorile) 1993伊仏独
   ASIN: B000FIHD7K
   EAN: 4571169961038
   
監督 パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
出演 クラウデイオ・ビガーリ、ガラテア・ランツイ

その昔ナポレオン軍の軍資金を盗んだトスカーナのとある一族。大富豪になったが、数々の不幸に見舞われて呪われた一族と呼ばれるようになる。

戦時中反ファシスト運動で捕まり、丘の上に連れてこられたフィレンツエ大学の学生達。そこへ伝令がやって来る。左側に斜めに跳ね上がったサイレンサーは、時期に多少のずれがあるがスーペルアルチェだろうか。バタバタとした排気音。
 
 
 
 
★アルトリからは、1950年代前半から、モトグッチらしき姿がチラリと映る3作品を

「2ペンスの希望」(Due soldi di speranza)1951伊
「パンと恋と夢」(Pane,amore e fantasia)1953伊
「街の恋」(L'amore in citta)1953伊

 

Home > TEATRO LA GUZZI <3>

Search
Feeds

Page Top