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シフトタッチ

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このパーツがどこの部分かおわかりになりますか?
 
V11以前(カリフォルニアを除く)のモデルで使われているシフトリンケージの一部です。実は私のカリフォルニアのシフトペダルの遊び、と言うよりガタが調整だけではカバーできなくなったので、このパーツを交換することにしました。
 
右が今までついていたパーツで、左が新しいものです。右のパーツはだいぶ前に遊びを減らすべく下部ジョイントをスフェリカル・ジョイント(俗にピロボールと呼ばれています)に換えてありましたが、上部ジョイントの磨耗も進んでしまいました。
 
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カリフォルニアの場合は特にリンケージが多いので、小さなガタでも「チリも積もれば・・・・・」で大きなガタガタになってしまうのですが、ルマンなどスポーツモデルでもこのわずかな差で劣化したシフトタッチがかなり改善されます。
合わせてシフトペダルのスラスト方向の締め付け調整も有効です。カチャカチャと音がする、全体のガタが多い、などご相談ください。音が出る、ガタがあるということはエネルギーの損失が起きているということです。足首の負担軽減にもなるのですから。
 
シフトタッチの話になりましたので

よく「2速から3速に入りづらい・・・ミッションになにか起きてるのでは?」というご相談をお受けします。・・・が大抵の場合ミッションの故障ではありません。オイルの劣化という場合と、多くはシフトペダルの調整不足とクラッチレバーの調整不足です。稀に「実は最近新しいブーツを買った」という例もありましたが(笑)
 
調整不足のまま、朝は身体が元気なので不具合に感じなかったものが、ツーリング後半になって疲れが出て足首の動きが悪くなって「3速に入りづらい」という現象につながることがあるようです。「3速」は単にいち例ですが、特定のシフトポジションだけ感じるというのは加速過程での乗り手のクセではないかと思われます。シフトドラムの設計や製作上、特定のポジションにだけ不具合があるということはないと思います。

リパラーレで納車するモトグッチにはペダルやレバーの高さなど最善と思われる状態に調整を施してありますが、オーナーさんがある程度乗り込んでわかる要求もありますのでお申しつけください。また、よそで買われたモトグッチでもご不満があれば放っておかずにご相談くださいませ。こんな小さな調整もファインチューニング、大きなお金をかけることばかりではありません。
 
mas

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