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2009東京モーターサイクルショー

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今年のMCショーには日本に着いたばかりの1200SPORT4Vが登場しました。4Vあるいは8Vと表記が統一されていませんが、OHC4バルブエンジンを搭載したニュー1200SPORTです。長年モトグッチとファンの気持ちを繋いできたOHVエンジンはご存知のように日本の排ガス規制をクリアできませんので、待望のスポーツモデルなわけです。展示車両はこのあと排ガス検査に回されるということでした。


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気筒ごとのカムチェーンを内臓しているはずのニューエンジンは、OHVエンジンと比べたとしても十分にスリムにまとめられています。1200SPORT4Vがその名の通りにスポーテイーなセッテイングであろうと想像できるのがミッションケース下のエキゾーストチャンバーの存在。これはOHCエンジン搭載先行モデルのGRISOやSTELVIOにはありません。スポーテイーに振ってある分、低速トルクを補うために装備されています。サイレンサーも新設計、キャタライザーが必要なこともあり、排気系の大容量化は避けられません。


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またこれは先行2モデルと同様ですが、外見上見てとれるのがOHVエンジンと大きく異なるオイルラインです。オイルポンプから送られたオイルがラジエターを経て直接シリンダーヘッドに向かいます。オートバイのなかで最も温度の高いシリンダーヘッドの温度管理のためです。

ちょっとユニークな構造で、同軸上で作動する2個のトロコイドポンプのフロント側がラジエター経由でヘッドを冷却し、リア側はオイルパンから直接クランクジャーナル等に送られて潤滑の任にあたっています。もともと油温の上がりにくいモトグッチVツインエンジンなので、ヘッド以外はいままでと同様の状態で十分という判断なのでしょう。



日本での超少数派、カリフォルニア・ファンでもある私としては続くニュー・カリフォルニアの発表も心待ちなのですが・・・。


mas

訂正のお願い-2

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先日MOTO GUZZI Maintenance Book内の訂正箇所をお知 らせしましたが、再度正しくない箇所がありましたので、お知らせします。
それは、30頁からの最初のモトグッチの開発初期の記事ですが執筆者の少々の記憶違いの部分がありました、詳しくは下記URLをご覧下されば幸いです。

http://www.ne.jp/asahi/motorcycle/research/avanti_v/cominciamo.html

ご理解の程宜しくお願い致します。
MOTO GUZZI RIPARARE Corp.志賀 太一

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中古車

いま整備させていただいているモトグッチは、依頼主の方がどこかで買っていらした中古車です。お買いになる前に一度リパラーレにお見えになって、他所で買った車両を整備するかどうかあらかじめ確認されました。以前にも書きましたが、どこで買われようとモトグッチなら整備させていただきます。このときも10日ほどしてからトラックで運び込まれました。

いろいろな部品をはずして洗車・整備の下準備も兼ねて、整備箇所をチェックして見積もりを作成していくのですが、その過程でインテーク・ガスケットが左右2枚ともに入っていないことを発見しました。たしか売主が「エンジンちゃんとかかります」と言っていたらしいのですが・・・・・・インテーク・ガスケットが無いと2次エアを吸って「ちゃんとかかる」状況ではないはずです。水洗いを始める前に気づいてよかったです。
さらにはイグニッション・コイルが片方働いていませんでした。そしてとどめはバッテリーからイグニッション・キーを経て各部へ電気を送る主電源となるコードが不通だったのです。これだけ揃ってはもはやエンジンがかかる状態では決してありません。


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画像は問題のコードです。恐らくカップラー内の端子が脱落しかけ、オス・メス両端子の密着が悪くて通電すると発熱し、周囲を焦がしつつついには断線に至ったようです。カップラーが使えなくなっているので画像上部のラインを新設しました。流れる電流が大きいので赤いコードが太いのがおわかりになるでしょう。

想像ですが、このモトグッチは故障探求しきれずにサジを投げられてしまったのではないでしょうか?だとしても、それを「エンジンかかります」と売りに出すのだから困ったものです。

ネットオークションを見ていると「自分なりに大事に整備してきました」とか「わりと調子よいです」(わりと?)などいろいろ書いてありますが、鵜呑みにしないほうがよいでしょう。全てが偽りだなんて断言するわけではありませんが、少なくともわたくしどもが見てきた現実は要整備・故障・不良、です。

また、ネット・オークションに出ていたとある中古車で「リパラーレであれこれ整備しました」という説明文も過去ありまして、整備履歴を確認してみたらそれは5年も前のものでした(笑)5年も経てば何かしら性能は低下しています。たとえばブレーキマスターやキャリパーも、オーバーホールのタイミングですよ!



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かように不確実な中古車売買。「どこをチェックすれば?」とお問い合わせをいただくことも多く「部品がキチンと揃ってるか?外装が揃っていて見た目が納得できるか?」を見ていただくようにしています。
性能面は見た目で判別できないことが多く、いずれにせよ乗る以上は整備しなければ危なっかしいので、まず整備することを前提にすえて買うかどうか決めてください。整備にかけたお金はかけた分だけ性能が回復するので活きたお金になります。

売主が業者であれば、個々の車両を買うのではなく、お店を買ってください
・・・・・いえ、いまリパラーレに中古車は2台しかありませんので、そういう意味で売り込みを書いているつもりはありません!見極めるのはご自身ですが皆さんのお近くにも「買える」お店があるかもしれません。

私は別のバイク屋さんで中古車を買うことはありませんので別の例として書いてみますが、様々なことを諭し教えてくださる魚屋さんがありまして、あれこれ悩み駆け回ることなくそこに並ぶ魚をお奨めに従って買ってはシアワセな一杯を楽しんでおります。



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